日常 1 (1) (角川コミックス・エース 181-1)


 この漫画は普通の女子高生(男子もいるけど)の日常を淡々と描く漫画です。
 言うなればあずまんが大王の各キャラの特徴を全部取ってしまって、ホントに平凡なキャラの、平凡な日常を描く和み系漫画です。
 はい、嘘です。全くの嘘。まぁ表紙に鹿が載っている時点で日常とはかけ離れているとは誰もが思うと思います。
 でもこの漫画はホントに日常が描かれているんですよ。ただ『普通の』ではなく『ものすごい変な』人たちが集まってる高校の日常風景を漫画にした感じです。
 そして淡々としているのも嘘ではなくて淡々と面白いんですよ。なんというか、笑わせ方がうまいというかなんと言うか。

 この漫画の笑いはシュールさで笑えるんだけど、持っていきかたがうまい。
 説明しづらいのだけれど、100を超えたら声を出して笑ってしまうとすると、94,95,96,97,98,99,130みたいな感じ。普通のギャグを期待してるとシュールな感じで声にだして笑えてしまう。

 特に好きな場面を下に挙げます。
nichijo_shake

 シャケが当たってる。これなんか漫画の冒頭の流れでシャケが当たるだろうなぁ、って予想がついてたのに笑ってしまった。外を歩いててシャケが頭に当たるなんて99%ないよなぁ、と思うと面白い、というかここはジワジワくる面白さ。

nichijo_daihuku

意味がわからない。これなんて、このコマだけ見ても意味わかんねーよ! とか言われるかもしれませんが、最初から見てても意味がわからない。シュールすぎる。

nichijo_nukashioru

 ここがこの漫画で一番好きな部分。前からの繋がりまったく何もない上に、改ページ後の1コマ目でこれをやられて撃沈した。この漫画読んでて最大に笑ったところ。


 以上の絵を見てもらって、この漫画の面白さをわかっていただけたと思います。ええ、絶対わかりませんよね。読んだ私だって1コマだけ出して面白さを説明できませんもの。
 ただなんとなく思ったのが、この作者は笑わせたいところ、笑わせどころには吹き出しを使わないで、文字を書くっぽい感じがする。他のページなんかを見てると大体そういう感じだし。きっとこの人の技法なんだろうな。

 この漫画を読んだ時からずっと、何か昔この漫画を読んでるのと同じような雰囲気を感じたことがあるな、という風に思っていて、なんだろうと思っていたのですが、気づきましたよ。漫☆画太郎の漫画と同じような雰囲気を感じるんですよ。この漫画。どこが? とか聞かれるとものすごい答えづらいのですが、なんつーんだろ、話の流れがそう思うのかな、もしくは絵の構図が似てるのかも、いやそれはないか…

 この漫画は面白いんだけど、面白さが説明しづらいです。すごく。だからもし、面白そうだと思ったら買ってみることをオススメします。後悔はしないはずです。多分…