ブラック・ラグーン 3 (3) (サンデーGXコミックス)この巻の感想は「切ねぇ」の一言に尽きます。読後感、というより読中感になりますが、この巻のちょうど途中でものすごい切ない思いをすることになりましたよ。例えるなら映画の『セブン』を見終わった後のような感じ。あのなんともすっきりしない感覚をこの漫画を読んでて味わうようになるとは思っていなかったので油断していました。
よくよく読んでればいわゆる『死亡フラグ』が何回も出ていたのでそうなってしまう事も予想がついたんですけどね。残念ながらそこまで考えてなくて意表を突かれた感じで漫画を読み進めてしまって切なさMAXです。
漫画を読んでこういうことを考えるというのもどうなのかという話はあるのかもしれないけれど、こういった酷い境遇で生きている子供ってのは実際にいるんだよなぁ、と思うとなんというか胸のあたりがモヤモヤしてきます。
あんまり読みたくないけれど、こういうのを題材にすることはいいことだと思うんですよね。何巻にあったか忘れましたが『CYNTHIA THE MISSION』にも同じような話がありますが、そういう事を普段から考えていないような人たち(私とか)に対して問題提起のような形になるので、柄にも無く世界平和なんてものを考えてしまったりしてしまいます。そういうことをたくさんの人が少しでも考えれば、多少はいい方向に進むんじゃないでしょうか。
と、かなり大回りしましたが、この3巻、そういったちょっと切ない部分はあるけれど、この漫画の醍醐味であるところの派手なアクションや、「普通ならもう何回も死んでるだろ」とツッコミが入ること必至のがんアクションは相変わらず冴え渡っています。この人の描くアクションシーンは漫画なのに動きが伝わってくる感じがしてホントにすごいと思う。中々これだけの動きを漫画で表現することはできませんからね。
2巻もそうだったけれど、3巻も話の途中で終わってしまうところが不満と言えば不満かな。もちろん続きを買ってもらうためには一番いい方法なのはわかってはいるのだけれど、発売日に買った場合は話の続きをずっと気にすることになりますからね。でもでも、続きを楽しみに出来るっていう利点もあるんで発売日まであーなるのかな、こーなるのかな、なんて考えるのもファンの楽しみですよね。
まぁブラック・ラグーンの4巻はとっくに発売されているのでそういった楽しみは味わえませんが、うっかり3巻までしか買ってこなかった人は4巻がどうなっているか、手に入れるまで楽しみましょう。4巻も一緒に買った人は3巻を読み終わったらすぐに4巻を読みましょー、なんて。

