図書館戦争


 私はアニメの方の図書館戦争は見てません。
 というのも1話がいつから始まるのかを勘違いしていて、見逃してしまったからです。
 1話でも見逃したらもうそれ以降は見ないというよくわからない主義なので、アニメの方は未見です。

 ただ、タイトルからこのアニメはすごい気になっていて、原作本だけは買ってもってるんです。
 私はこの原作がすごい好きで、どれくらい好きかと言うと、小説版を平日の夜中に読み始めて、読んで気づいたら朝になってて徹夜で会社に行った、というぐらい大好きです。

 そんな私が書いてるので、多分私の思想、というか考えは図書館戦争マンセーの方向に大分、いや、もうMAXまで傾いてます。その辺を理解して読んでください。


 msn産経に「【サブカルさーふぃん】アニメ 『図書館戦争』 人命をかけて守る本って? - MSN産経ニュース」という記事があるのですが、個人的にこの記事を読んで酷いショックを受けてしまいましたよ。
 もちろん誰が何を書こうと自由だし、それに対してその人が思ったことを書くのも自由だと思います。それに私だって他人を貶すような文章だけは書かないようにしよう、と心がけているけれどもしかしたら私の文章で傷ついた人もいるかもしれませんので、書いた人の事を避難したい訳ではないです。

 でも、でもですよ、産経新聞、っていうマスコミの代表みたいなところのニュースサイトにこんな記事は載せて欲しくなかった、というのが私の考えです。

シリーズ累計72万部を誇るという原作を読んでいないが、アニメを見ての第一印象は「???」だった。メディア良化法なるものが施行され、公序良俗を乱す表現を取り締まる良化特務機関が図書館の書籍に対する強権的な弾圧を加える。メディアにはテレビも、新聞もあるけどね…。(【サブカルさーふぃん】アニメ 『図書館戦争』 人命をかけて守る本って? - MSN産経ニュース)


 私なんかは原作を、「こうなってくれればまだましだ、日本はもっと酷くなってしまうんじゃないか」なんて思いながら熱い思いで読んでいたのだけれど、原作を全く読まないでアニメを見るとこんな感想になってしまうのかなぁ。
 原作は法案が出されたときにテレビも新聞も何もしなかったばっかりに検閲が横行する世界になって、この図書館が最後の砦となってしまってる世界の話で、図書館が強権的な弾圧を加えられつつも、それに対抗しているのはひとえに表現の自由のためなわけですよ。

 フィクションで、こんな風に重火器が出てくるなんてのはありえないだろ、と思うことは自由だけれど、新聞のサイトでこういう事を書いて欲しくなかったなぁ、と思ってしまいます。

 ただある意味ではこれが普通の反応なのかなぁ、なんてことも思ってしまいます。
 この人は原作を見てないし、アニメも多分1話ぐらいしか見ないまま書いたのだろうから、予備知識(原作の内容)を知らない人はこういう風に見えるって事ですもんね。
 きっと普通の人にアニメや漫画を見せようとするとなるとこういう大変さがあるんだなぁ、なんてことを思いましたよ。
 見てもらうところまでこぎ着けたとしても、今度はこういう反応が待ってる。

 だから私たちのように良いアニメや漫画を世に広めたい、と思っている人はこういう風に言われたとしても、そういう風に言った人がその作品にはまってしまうように誘導できなければいけないんでしょうね。


 この人命まで犠牲にしながら図書館が守ろうとしている「本」とはどんな本なのだろう。画面にもセリフにも一向に出てこない。まさかマンガの本ではないだろうね。(杉並アニメーションミュージアム館長 鈴木伸一)(【サブカルさーふぃん】アニメ 『図書館戦争』 人命をかけて守る本って? - MSN産経ニュース)


 私は原作者でもないけれどこの質問には答えることができます。
 答えは漫画も含めた全ての出版物です。表現の自由を奪う全ての物と戦う、それが図書館隊ですよ。
 この人達が命がけで戦ってるのは私たち全ての発言の自由をまもるために戦っています。それだけは知って欲しいです。