スーパーマンガデッサン―作画のための考えるデッサン


 増田(はてなアノニマス ダイアリー)に「イラストを「借りる」ってなんなんだ」なんて記事がありました。

 これを読んで再認識(前から思ってた)したのですが、「『絵が描ける』ということは既に『英語が話せる』ぐらいすごい」よな、ということです。

イラストブログをやってるんだが、最近「mixiのプロフィール画像にイラストを借りました」「ブログにイラスト借りました」って言ってくる人が多い。ひどい人はスタイルシートで背景に引いた画像まで持っていって使っちゃう。もちろんブログには「転載禁止」「転用禁止」の旨を明記しているんだけど、そんなのは全く気にしていない。(イラストを「借りる」ってなんなんだ)

 モラルだとか描いた側の気持ちなんかはとりあえず置いといて、まず「何でそんなことをするのか」ということを考えると、恐らくだけれど「その絵が好きだ」とか「その絵について誰かと語りたい」という想いがあるのだと思う。
 そしてそれは結構すごいことなんじゃないかな。

 私の場合で考えて見ると、mixiなんかのプロフィール画像は、間違ったって嫌いな絵にはしません。私は自分では絵を描く事が出来ない(というか単にへたくそなだけ)ので、そういう物を載せる時は大抵は自分が撮った風景の写真ですが、それだって適当なものではなくて、その中で一番自分が気に入っているものを選びます。
 どんなに間違ったって見て(自分が)何とも思わないものを自分のプロフィール画像にしようとは思いません。その画像が自分を表す物なのなのだから当然だと思います。

 だからそういう用途として画像を(勝手にも含めて)使われると言うことは相当にすごいことなんだと思います。


 で、多分絵が好きでよく描いている人なんかは「そんなに好きなら自分で描けよ」みたいに思われるかもしれません。

 でも絵って私の中では「英語」と同じで「使える自信が付くまで時間がかかるスキル」なんじゃないかなと思います。そして、今や英語と同じぐらいに力を持っている。

 絵なんて結局は○と△と□の組み合わせじゃないですか。○の中に小さい○を3つ描けば顔になるわけです。
drawing


 英語だってそうで、単語を3つ言うだけで英語っぽい事は言えます。
3語で9割通じる英会話 (青春新書INTELLIGENCE 192)


 それで通じる、って言われても英語って話せない人が多いじゃないですか。かくいう私もそうですが、会社で外国の人(英語か中国語しかわからない)に自分の意図を自分で伝えることが出来ません。恥ずかしいから。間違ってたらどうしよう、通じなかったらどうしよう、と思うと中々話すことはできません。

 絵も同じで、↑で私が描いたレベルでよければ誰だって出来るじゃないですか。でもそれをやる人は(基本的に)いません。それはやっぱり恥ずかしいからで、こんな変なの描いて笑われたらどうしよう、とか「それって何のつもり?(笑)」とか言われたら泣きそうになるだろうし。あ、ちなみに上の絵は顔です。

 両方とも知識ってのは誰でも持ってると思います。
 英語は普通に6年は学ぶはずだし、絵だって美術の授業が少なくとも中学3年まではあったわけだから。
 でもどっちも「使える」レベルになるのは結構大変です。それは英語も絵も、「どうすればできるようになるか」という本が出ている数から見てもわかると思います。両方とも膨大な数が出ています。


 昨今(というかもう大分前)「英語がグローバルな言語になるから英語が使えるようにならないと話にならない」みたいなことが言われていますが、絵にも同じような事が言えます。「絵が描けるようにならないと話にならない」というわけです。

 実際もう既に「絵が描ける」ということはオンライン上では「英語が話せる」ぐらいすごいことになっています。
「手書きブログ」で外国人のユーザーが増え、英語や中国語、韓国語などのメッセージとイラストが描かれた日記が投稿されている。言葉は分からなくても、イラストで“筆談”も楽しめる。(ねとらぼ:言葉が通じなくてもイラストなら――手書きブログで国際交流 - ITmedia News)

 つまり何も話せなくても絵が描ければお互いにコミュニケーションが出来る、ということになります。

 もちろん絵というのは細かいところまでは気持ちを伝えることが出来ないかもしれませんが、大まかな気持ちは伝えることが出来ると思います。

 そう考えるとこれからは英語を話せるようになる、ということと同じくらい絵が描けるようになることが強みとなるのではないでしょうか。

 「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践」という本にもビジュアル化(視覚化)力は大切だし、ビジネスの世界で使ってる人が少ないので、身につければ絶対に役に立つ、と述べておられます。


 そういうわけで、絵が描けるということはビジネスの世界でも、それ以外でも英語が話せるのと同じぐらい役に立てる事が出来るので、絵を描けるようになってみてはいかがでしょうか。
 私も両方とも出来るように……なりたいです……orz