甘く見てました。
 もう色々と。

 サイン本って、特に狙ってなくてもたまーに見かける事ってあるじゃないですか。いやあるんですよ。K-BOOKSとかにもレジ横に「サイン本です」ってPOPが付いてるラノベが売ってたこともあるし、今回買いに行った有隣堂でもやっぱり「サイン本です」ってPOPが付いている漫画が普通に、それこそ夕方ぐらいに行っても売っていることがあったんです。
 だからサイン本ってそれほど沢山の人が来る物ではないと思っていたんですね。

・『にゃんこい』 1巻/2巻
・『ことこと』 4巻
・『メイド刑事』 1巻/2巻
・『白球少女』 1巻/2巻
・『神曲奏界ポリフォニカ カーディナルクリムゾン』 1巻/2巻


 秋葉原の有隣堂にて、フレックスコミックスフェアをやっていて、これらの漫画のサイン本が10月4日に発売されたわけです。
 で、私は「秋葉原有隣堂にてFlexコミックスフェア開催中」とか「嘘を嘘と見抜けな(ry」とか「今日は「にゃんこい」の2巻の発売日ですよー」で書いたように、「にゃんこい!」という漫画のサイン本を狙っていました。

 冒頭で書いたように少し甘く見ていたので「開店ギリギリに行けばいいや」と思っていて、開店時間の10分前の9:20頃に到着しました。
 そしたらすぐに警備員?らしき人が「サイン本購入の方は25分に入ってエレベーターで7階に上がって下さい。その際に決して走らないでください」って感じのアナウンスが始まったんですよ。
 で、すぐに開いたのだけれど、みんな、ダッシュ。これはすごい申し訳ないけど思いっきり引きました。ただね、店の人も何にも言わないんですよ。だからダッシュするのもしょうがないって気がします。だって誰も止めないならルールを守らない人が得をして、ルールを守った人が損をするわけですから「走ろう」って思う方に流されてしまうのはしょうがありません。
 でもそういうみんながダッシュしたり、もう人で一杯なのに強引にエレベータに乗り込もうとしてたりする姿を見てどっぴいてしまった私は一人のんびりと歩いて2本目のエレベータに乗って7階に行きました。

 そしたら当然だけれど行列の最後尾でした。で、ここでこの日一番のショックな出来事。列を作るために店員さんが何人もいたんだけれど結構大きな声で笑いながら「こいつら必死だな」って言ったんです。「オタク必死だな」だったかもしれませんがとにかくそういう趣旨の事を当のオタクの目の前で臆面もなくそう言い放った姿は色々とショックでした。
 もちろんオタクだし、実際に必死だった(私もひいた)けれど、それを目の前で、しかもお客様に向かって言っちゃ駄目だろう、とそう思ったわけです。

 それに加えて列の最初にいた人たちがレジで会計を済ませてきて戻ってきて友達と服とか帽子を交換したりしてまた並び直してる(一人2冊までだから)のを見たり、ようやく自分の番が回ってきたら既に売り切れてしまった物もあったりで色々とダークサイドの方に連れて行かれそうになりましたがなんとかサイン本はゲットすることができました!!

 ゲットできたのは

にゃんこい! 2 (Flex Comix)
にゃんこい! 2 (Flex Comix)


白球少女 2 (Flex Comix)
白球少女 2 (Flex Comix)


の2つです。

 ちなみにサインはこんな感じ。アップですが。

にゃんこいサイン


白球少女サイン



 で、上ではちょっとダークサイドだったと言うような事を書きましたが、実際漫画が手に入ったらそんなことはもうどうでも良くなりました。
 「何だかなぁ」と思うことはいっぱいあったけど、そんなことはどうでもいいや!サイン本を手に入れたのに、それ以上に何か言うことがあるのだろうか? いやない! みたいな、そんな感じ。

 あとはあえて言うとマリみてのサイン会のチケットを引き替えに行って名前を言ったときに名簿になさそうな顔をされたことですかね。ちょっとびっくりした。
 電話番号を聞かれて答えたら「ああ、これか」みたいな顔をされて交換できたのでおそらく電話で名前を聞き間違えたんだなと予想。実際電話でもちょっと違うかな?と思ったんですよ。多分「そーいち」と「しょーいち」を聞き間違えたんじゃないだろうか。


 それにしてもサイン本、いいですね。前にみやむーのサインを手に入れたときもすごく嬉しかったですが、それに輪をかけて嬉しい。
 なんて言うんだろ、大好きな漫画を読もうとページを開くとそこに直筆のサインとイラストが描いてあるわけですよ。私なんてもうそれだけで幸せです。

 よく漫画とかで好きな人の写真を見てにやけるシーンとかあるじゃないですか。現実にはこんなのやらねーよみたいな。でもまさにそんな感じ。ちょこちょこと漫画を開いてサインを見て顔がほころんでしまう。そのまま漫画を読む。折り癖が付かないように、いつもよりちょっとだけ気を遣いながら。読み切る。またサインを見る。顔がほころぶ。幸せだなぁと思う。

 友達には「キモイ」とか「ずいぶん簡単な奴だな」なんて言われたけれど、そんなキモくて簡単な奴で結構、むしろ簡単なことで幸せになれるなんて、いいことだとすら思えます。

 おかげさまでその日以来怒り知らずです。背も5cmぐらい伸びたし彼女も出来たし宝くじもあたりました。嘘です。
 でもそれくらい嬉しいってこと。町を歩きながらバルログの真似をして「ヨーロレイヒー」とか言っちゃうぐらい幸せってこと。嘘です。やってもダブルウリアッ上ぐらいです。嘘です。今なら有情破顔拳が撃てるぐらいです。ホントです。

 今までサイン本って物を持った事が無かったからこんなうれしさを知らなかったけれど、この気分を一度味わっちゃうともうやみつきになってしまうかもしれません。
 どうりでみんな必死にダッシュしたわけですよ。この気持ちを味わってしまったら、ゲットできなかった時のショックも容易に想像がつきますもん。

 とは言えそこはやっぱり自分の好きな作品じゃないとそこまで幸せな気分にはなれないんでしょうけど。
 それにしてもげに怖ろしきはサイン本の魔力。本当にあの日以来腹を立ててない自分に、この文章を書いてて今まさに気づいてびっくり。このサイン本、大切にしないとなぁ。