「Fellows!」という漫画雑誌を知っているでしょうか。
私もはてブで「ジャンプスクエア 森薫先生 直撃インタビュー 完全版」という記事を見て初めて知ったのですが、「うおーーー!!森先生が新連載ですと!?これは買わねば!!」と勢いよく飛び出していって、買ってきました。
で、買ってきて気づいたのですが、この「Fellows!」の発売日って10月14日だったんですね……。とらのあなで普通に平積みされていたから買ったのだけれど、下手したら売ってなくて「売り切れ!?」なんて思ってたことになるのか……。
普通にとらのあなで売ってました。
で、これがまた色々すごい。まだ1ページも読んでませんが、それでもこの雑誌がすさまじいことは私にもわかりました。
おそらくこれはエンターブレインの「雑誌が売れない」という事に対応する1つの解(と言うか案)なんじゃないかなと思います。
その解ってのは、私のつたない言葉で表現すると「『漫画雑誌が売れない』なら雑誌じゃなくて単行本にしちゃえばいいんじゃね?」という感じでしょうか。
この「Fellows!」ですが、およそ我々が想像する漫画雑誌というものの範疇を色々と突破してきています。

Fellows! 2008-OCTOBER volume 1 (BEAM COMIX)
まず、これが雑誌の外観です。
ちょっと小さくてわかりにくいので私が撮影したものを載せると

こうです。他の雑誌と比べて、明らかに違う点が2カ所あることがわかると思います。
1つめが「表紙に連載作品のタイトルや作者の名前がないこと」です。
![ジャンプ SQ. (スクエア) 2008年 09月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61dtyE7vg0L._SL160_.jpg)
ジャンプ SQ. (スクエア) 2008年 09月号 [雑誌]
わかりやすく比較するためにジャンプSQの画像を持ってきましたが、こういう風に何かが書いてあることがなくて、単純に漫画のタイトルとメッセージが書いてあるだけ。一見してこれが雑誌であるとは思えないのではないでしょうか。雑誌だと知っていない限りは。
2つめが帯です。
1枚目の画像で「下の方にもじゃもじゃ書いてあるじゃん」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、下のこれ、帯なんですよ。普通に外せます。

ほら。
「雑誌に帯」ですよ。私は普段雑誌を全く買わないのでわかりませんが、普通で考えて雑誌に帯なんて付いているのは見たことが無いです。
もうこれだけで全然漫画らしくない。らしくないって言うかこれだけ見たら雑誌とは思えないんじゃないかと思います。
そして中身もやっぱり漫画雑誌から脱却しようとしているのが見てとれます。
3つめがアンケートハガキです。
アンケートハガキって漫画雑誌には必ずついてきますよね。でも普通のコミックス、つまり単行本にもアンケートハガキはついてきます。
両者の違いってなんだかわかりますか?
答えは「雑誌のアンケートハガキは切り取り線で切り取るようになっている」ということです。
雑誌をお持ちならとにかく何でもいいから見ていただきたいのですが、どの雑誌も必ずハガキは雑誌にくっついているはずです。ミシン目が付いていて自分で切り取るようになっている。
でもこの「Fellows!」は違います。普通にハガキが着いてきます。単行本のように。

全然違う目的でぺらぺらめくっていたら普通に漫画の合間にハガキが出てきて「こんなところにくっついてるのかよ!!」なんて思ったら普通に外れててびっくりしました。
そして4つめ、これこそ最大にして最高の、今までの雑誌巻を覆したものすごい違いです。
なんと、「広告が一切無い」んです。ホントに。一切ない。何にも無い。全くない。強いて言うなら次号予告があるくらい。
表紙の裏って普通で考えて広告じゃないですか。これも実際見て貰えばわかりますが、今までの雑誌って広告が載ってると思います。
でも違うんです! この「Fellows!」では広告ではありません。「カバーストーリー」という「作品」なんです。創刊1号だから何がどうストーリーなのかはさっぱりわかりませんが、とにかく「作品」がそこにあるのです。
裏表紙の裏(わかりにくいな)も当然広告ではありません。作者のコメントが2ページにわたって掲載されています。
裏表紙も広告ではありません。裏表紙では表紙に書かれていないこの雑誌に載っている作品の作者と、どんな漫画が載っているのかというのがわかるようになっています。
これにはホントびっくりしました。表紙を見て「ん? あれ、これ帯か?」なんて思って表紙をめくったら2ページにわたっていらすとがデン! と描かれているわけですから。広告が無いのに違和感を感じ、およそ雑誌とは思えない1ページ目に衝撃を受けましたよ。
普通雑誌って表紙をめくったらカラーでなんか色々付いてたりするじゃないですか。そういうの一切ありませんからね。カラーは表紙だけで、後は全部白黒。でもなんだかよくわからないけどゲームの紹介とか、アニメ化の紹介とか、フィギュアの紹介とか、そんなものは一切ありません。漫画が終わった瞬間に次の漫画が始まります。なんて言うんだろ、「無駄なページが一切ない」、そんな感じです。
これはホントにびっくりしますよ。こうやって文章にして書いているのを読んでも「どこが?」とか思われるかもしれませんが、実際に見たら絶対に驚きます。賭けてもいい。「雑誌だ」と思ってページを開いたら必ずびっくりします。
逆にこれが「単行本だ」と思って開くと驚くほど自然です。単行本は広告なんてないし、作品と作品の間になんかもじゃもじゃ書いてあったりしないし、アンケートハガキはくっついてないし、帯が付いてるし、表紙に書いてあるのはタイトルだけだし。
強いて雑誌っぽいところを挙げると「紙がしょぼい(再生紙だ)」「色んな作品が載ってる」って所でしょうか。
でもそれですら普通の漫画雑誌と違って色んな色があるわけじゃなくて、1色で統一されています。こういう些細なところにまでこだわってるんじゃないかと。
だからきっと、これは「単行本を目指した雑誌」なんです。「雑誌が売れないなら単行本にすればいいじゃない」とマリーが言ったんです。
広告が一切無しで税込み714円です。これを高いと見るか安いと見るかは人によって違うとは思いますが、広告が一切無くてこの値段なら相当安いんじゃないかなと思うんですよね。
あ、そしてさらにもう1つこの雑誌を単行本として売っていこうとしている様子が見てとれるものがあります。
それがAmazonのページです。
他の雑誌、例えば「ジャンプSQ」を見て貰えばわかるのですが雑誌には「雑誌」タグのようなものが付いてるんですよ。

それが「Fellows!」は違います。

「コミック」って書いてあるんですね。そしてAmazonの雑誌のカテゴリにも入ってません。
これはきっとエンターブレインもホントに雑誌とは思っていないんでしょうね。これはコミック、単行本だ、雑誌ではない、と。
この心意気は正直気に入りました。ちょっと久々にこの雑誌、いや単行本を集めてみようとおもいます。私は雑誌は買いませんが、気に入った単行本はシリーズを通して集めるのですから、当然と言えば当然の話なのです。
#それにしても相変わらず森先生の絵の緻密っぷりがすごいです。書きたいことが山ほどありますが、それはまた別エントリで。

Fellows! 2008-OCTOBER volume 1 (BEAM COMIX)
私もはてブで「ジャンプスクエア 森薫先生 直撃インタビュー 完全版」という記事を見て初めて知ったのですが、「うおーーー!!森先生が新連載ですと!?これは買わねば!!」と勢いよく飛び出していって、買ってきました。
で、買ってきて気づいたのですが、この「Fellows!」の発売日って10月14日だったんですね……。とらのあなで普通に平積みされていたから買ったのだけれど、下手したら売ってなくて「売り切れ!?」なんて思ってたことになるのか……。
普通にとらのあなで売ってました。
で、これがまた色々すごい。まだ1ページも読んでませんが、それでもこの雑誌がすさまじいことは私にもわかりました。
おそらくこれはエンターブレインの「雑誌が売れない」という事に対応する1つの解(と言うか案)なんじゃないかなと思います。
その解ってのは、私のつたない言葉で表現すると「『漫画雑誌が売れない』なら雑誌じゃなくて単行本にしちゃえばいいんじゃね?」という感じでしょうか。
この「Fellows!」ですが、およそ我々が想像する漫画雑誌というものの範疇を色々と突破してきています。

Fellows! 2008-OCTOBER volume 1 (BEAM COMIX)
まず、これが雑誌の外観です。
ちょっと小さくてわかりにくいので私が撮影したものを載せると
こうです。他の雑誌と比べて、明らかに違う点が2カ所あることがわかると思います。
1つめが「表紙に連載作品のタイトルや作者の名前がないこと」です。
![ジャンプ SQ. (スクエア) 2008年 09月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61dtyE7vg0L._SL160_.jpg)
ジャンプ SQ. (スクエア) 2008年 09月号 [雑誌]
わかりやすく比較するためにジャンプSQの画像を持ってきましたが、こういう風に何かが書いてあることがなくて、単純に漫画のタイトルとメッセージが書いてあるだけ。一見してこれが雑誌であるとは思えないのではないでしょうか。雑誌だと知っていない限りは。
2つめが帯です。
1枚目の画像で「下の方にもじゃもじゃ書いてあるじゃん」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、下のこれ、帯なんですよ。普通に外せます。
ほら。
「雑誌に帯」ですよ。私は普段雑誌を全く買わないのでわかりませんが、普通で考えて雑誌に帯なんて付いているのは見たことが無いです。
もうこれだけで全然漫画らしくない。らしくないって言うかこれだけ見たら雑誌とは思えないんじゃないかと思います。
そして中身もやっぱり漫画雑誌から脱却しようとしているのが見てとれます。
3つめがアンケートハガキです。
アンケートハガキって漫画雑誌には必ずついてきますよね。でも普通のコミックス、つまり単行本にもアンケートハガキはついてきます。
両者の違いってなんだかわかりますか?
答えは「雑誌のアンケートハガキは切り取り線で切り取るようになっている」ということです。
雑誌をお持ちならとにかく何でもいいから見ていただきたいのですが、どの雑誌も必ずハガキは雑誌にくっついているはずです。ミシン目が付いていて自分で切り取るようになっている。
でもこの「Fellows!」は違います。普通にハガキが着いてきます。単行本のように。
全然違う目的でぺらぺらめくっていたら普通に漫画の合間にハガキが出てきて「こんなところにくっついてるのかよ!!」なんて思ったら普通に外れててびっくりしました。
そして4つめ、これこそ最大にして最高の、今までの雑誌巻を覆したものすごい違いです。
なんと、「広告が一切無い」んです。ホントに。一切ない。何にも無い。全くない。強いて言うなら次号予告があるくらい。
表紙の裏って普通で考えて広告じゃないですか。これも実際見て貰えばわかりますが、今までの雑誌って広告が載ってると思います。
でも違うんです! この「Fellows!」では広告ではありません。「カバーストーリー」という「作品」なんです。創刊1号だから何がどうストーリーなのかはさっぱりわかりませんが、とにかく「作品」がそこにあるのです。
裏表紙の裏(わかりにくいな)も当然広告ではありません。作者のコメントが2ページにわたって掲載されています。
裏表紙も広告ではありません。裏表紙では表紙に書かれていないこの雑誌に載っている作品の作者と、どんな漫画が載っているのかというのがわかるようになっています。
これにはホントびっくりしました。表紙を見て「ん? あれ、これ帯か?」なんて思って表紙をめくったら2ページにわたっていらすとがデン! と描かれているわけですから。広告が無いのに違和感を感じ、およそ雑誌とは思えない1ページ目に衝撃を受けましたよ。
普通雑誌って表紙をめくったらカラーでなんか色々付いてたりするじゃないですか。そういうの一切ありませんからね。カラーは表紙だけで、後は全部白黒。でもなんだかよくわからないけどゲームの紹介とか、アニメ化の紹介とか、フィギュアの紹介とか、そんなものは一切ありません。漫画が終わった瞬間に次の漫画が始まります。なんて言うんだろ、「無駄なページが一切ない」、そんな感じです。
これはホントにびっくりしますよ。こうやって文章にして書いているのを読んでも「どこが?」とか思われるかもしれませんが、実際に見たら絶対に驚きます。賭けてもいい。「雑誌だ」と思ってページを開いたら必ずびっくりします。
逆にこれが「単行本だ」と思って開くと驚くほど自然です。単行本は広告なんてないし、作品と作品の間になんかもじゃもじゃ書いてあったりしないし、アンケートハガキはくっついてないし、帯が付いてるし、表紙に書いてあるのはタイトルだけだし。
強いて雑誌っぽいところを挙げると「紙がしょぼい(再生紙だ)」「色んな作品が載ってる」って所でしょうか。
でもそれですら普通の漫画雑誌と違って色んな色があるわけじゃなくて、1色で統一されています。こういう些細なところにまでこだわってるんじゃないかと。
だからきっと、これは「単行本を目指した雑誌」なんです。「雑誌が売れないなら単行本にすればいいじゃない」とマリーが言ったんです。
広告が一切無しで税込み714円です。これを高いと見るか安いと見るかは人によって違うとは思いますが、広告が一切無くてこの値段なら相当安いんじゃないかなと思うんですよね。
あ、そしてさらにもう1つこの雑誌を単行本として売っていこうとしている様子が見てとれるものがあります。
それがAmazonのページです。
他の雑誌、例えば「ジャンプSQ」を見て貰えばわかるのですが雑誌には「雑誌」タグのようなものが付いてるんですよ。

それが「Fellows!」は違います。

「コミック」って書いてあるんですね。そしてAmazonの雑誌のカテゴリにも入ってません。
これはきっとエンターブレインもホントに雑誌とは思っていないんでしょうね。これはコミック、単行本だ、雑誌ではない、と。
この心意気は正直気に入りました。ちょっと久々にこの雑誌、いや単行本を集めてみようとおもいます。私は雑誌は買いませんが、気に入った単行本はシリーズを通して集めるのですから、当然と言えば当然の話なのです。
#それにしても相変わらず森先生の絵の緻密っぷりがすごいです。書きたいことが山ほどありますが、それはまた別エントリで。

Fellows! 2008-OCTOBER volume 1 (BEAM COMIX)



ご紹介の本、この辺りでも発売されたら見てみます。