みつどもえ 5 (5) (少年チャンピオン・コミックス)
みつどもえ 5 (5) (少年チャンピオン・コミックス)


 もう買ってからしばらく経つけれど、いまだに読み返して笑ってしまう漫画、それが桜井のりお先生の「みつどもえ」です。
 私の中での漫画の好きランキングの評価要素は「その漫画を何回読み返すか」というのが全てなので、そういう意味で言うとこの漫画は相当ランキングの上位にいます。

 で、この漫画の面白いところってどんなところなんだろうなぁ、と考えていたわけですよ。何というか、面白くて何回も読み直しちゃって、毎回楽しい、ってのがあるんだけれど、何故そう思うのか、と言うのが説明出来ないでいたんです。
 この前友達に「面白い漫画ない?」と聞かれて、この「みつどもえ」を推したのですが、「どういう風に面白いの?」と聞かれてうまく答えられませんでした。

「ギャグマンガとして面白いよ」
「だからどういうところが?」
「えっと女児が……」
「女児だから面白いのか?」
「え、うん……、そう……」
「この変態め変態め!!」

 みたいな感じになってしまうんですよね。確かにキャラがいいのはその通りなのだけれど、それ以外にも何かあるような気がするなぁと考えていて、というか何回も読み返しただけだけれど、ふと気づいた事があります。
 それが、「安心感」というキーワード。

 なんというか、水戸黄門のような安心感があるような気がします。
 要するに、話の先が予想できる安心感って事です。

 全部が全部って訳じゃないんだけれど、2,3ページ読んだ段階で大体どういう風に進んでどういうオチになるのか、というのが想像付くことが多くあります。

 例えば
みつどもえ_千葉氏_秘技


 これとかわかりやすい。
 この段階で大体秘技第一弾、第二弾と同じ話の流れになるんだろうなぁ、と想像が付くわけですよ。


みつどもえ_みつば_身体検査


 これなんて最初の1コマでもうどういうストーリーが展開されるか予想が付いちゃいます。

 そういう話が5巻ともなると、結構多いわけですよ。そういう安心感、みたいなものが私が感じる面白さに一役かっているんじゃないかな。

 もちろんいつでも予想通り、という訳ではなくて考えていたのと違う話になることもあります。でも自分の考えが外れたら外れたで、それはそれでまた楽しい。おお、こういう展開になるのか。みたいな。

 ただ、そういう場合でもやっぱり安心して見ていられるんですよ。
 なぜならキャラの性格にブレがないから。

 私は「みつば」と「杉崎」という2人がこの漫画の中でも特に好きですが、彼女らの性格がぶれることは作品の中では絶対にありません。
 みつばはいつでもおなかの肉(に限らないけど)を気にしてるし、要領が悪くて大抵思惑通りにいかないし、隙あらば人の事を罵倒しようとしています。杉崎の方もいつでも周りの子よりちょっといい服を着てるし、すぐに自慢するし、みつばの事をライバル視してるし、そのくせなんだかんだで仲良いし、勝負にこだわりすぎて突拍子も無いことを口走る。という所はどんなストーリーにおいても変わりません。
 これは別にこの2人に限ったことではなくて、他のキャラを含めて全員がそうです。
 時には新たな設定が追加されることはありますが、あくまで追加で、いきなり性格が変わってしまう、ということはありません。

 そう言うところがいいんじゃないかなぁとぼんやり思ったりしました。


 それにしても、みつばはみんなが遊園地に行った日、一人で何やってたんだろ……、考えるともの悲しくなりますな……。